古いガラスの記憶#3「正チャン」ニッキ水瓶

三回目となった、古いガラスの記憶ですが、今回は「正チャン」ニッキ水瓶についてです。「正チャン」とは、1924年(!)から1926年(「正チャンのその後」含む)にかけて、朝日新聞または朝日グラフで連載された、リスを相棒に冒険する、当時の国民的漫画/絵本(中間的作品の為、/使用)のキャラクターであり、愛用のボンボンのついた帽子は「正チャン帽」と呼ばれ、子供たちの間で大流行した。

との事。つまり、国民的な漫画のキャラクターだったわけです。で、漫画で人気なら子供のおやつにもモチーフにされるわけで、誕生したのがこの「正チャン」ニッキ水瓶というわけです。

正面より
背面。「正チャン」のエンボスがバン!と浮かび上がっている。
帽子のボンボン部分は飲み口になっていて再現不可な仕様。
ちょっと銀化していますね。

さてこの正チャンですが、冒険好きのせいか、大抵大怪我しておられるわけです。いったい何と戦っていたのかは分かりませんが、五体満足な正チャンは非常に珍しく、怪我した正チャンが出て来てはディガーを一喜一憂させる、そんな希少品なのです。
私もかつて海辺で、何と戦ったのか頭部を失ったアクアブルーの正チャン瓶を手にし、引き寄せに期待して約一年、この度やっとそれが叶ったわけです。

左は以前の怪我した正チャン。ガラスの色から違うが、形は寸分たがわない。
左はガラス本来の色にしては青が強い気もしますね。

珍しいニッキ水瓶とされるものは幾つかありますが、この「正チャン」ニッキ水瓶は、その中でもかなり希少な方ではありましょう。

しかも実はこの「正チャン」、さらにレアな仲間がいます。「ノンキナトウサン」と、「マエノタイショウ」といいます。果たして、仲間が全てそろう日は来るでしょうか?

とりあえず、頭部を失った正チャンが、ついに完全体を引き寄せてくれたので、今回は「正チャン」ニッキ水の回としました。

実は今回の「古い瓶の記憶」は、「古ガラス欲張りセット」とも言うべき希少な特徴のある瓶にしようと思っていましたが、前回の記事の絡みもあり、急遽こちらにしました。この瓶の予備知識を持っていてもらえると、発掘回の動画の雰囲気が伝わりやすいかと思い、こちらにしたのでした。

それでは、また!

コバルト

投稿者: コバルト

とある南の国で、今はガラスを探しています。海や山で獲物を追ったり、ビーチコーミングしたり、何か作ったりしてます。

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