古いガラスの記憶#8 「今日もまた」 佃煮瓶

書籍「日本のレトロびん」の裏表紙と、1ページを丸々使って紹介されているユニークなネーミングの瓶。「今日もまた」について。

こんな状態で落ちていた。驚いたなんてもんじゃない。「なんだこれ?」である。

海苔佃煮瓶だったのか、普通の佃煮瓶だったのか?詳しい事はまだわからない。この瓶を拾った日は海で初めて浮き球を拾ったのだが、その日の夕方にはその浮き球を割ってしまったのだ。そして、翌日からまた浮き球を探す事にしたのである。まさに「今日もまた」だ。

ガラス中に不純物が多く、この場所ではエンボスが見えづらい。

そんな痛恨の経験もあったせいか、ユニークなネーミングと言われるこの瓶の名前が、私にはなかなか考え抜かれたもののように思える。何があろうと、変わりなく「今日もまた」一日が始まり、過ぎていく。それはとても幸せな事と言えなくもないからだ。

見えづらいが、「いづみ」というエンボスも下部にあり、遠目には「今日もまたっ」とも見える。
斜め上から

そしておそらく、様々な家庭の変わりなく過ぎていく健全な日々のお供に、この「今日もまた」は存在しており、かつ、「今日もまた」食べてもらえるようにというダブルミーニングだったのかもしれない。

私は言葉も扱う人間だから、このユニークに見える名前が結構好きだったりする。そして、長い年月や幾多の嵐を超えて私に拾われたこの瓶は、私を笑わせ、元気づけ、瓶探しに行く私の部屋にちょこんと飾られているのである。

そう、「今日もまた」ね。

コバルト

投稿者: コバルト

とある南の国で、今はガラスを探しています。海や山で獲物を追ったり、ビーチコーミングしたり、何か作ったりしてます。

「古いガラスの記憶#8 「今日もまた」 佃煮瓶」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。
    先週からYoutube、Instagramと共に拝見させて頂いています。仕事中も早く家に帰ってコバルトさんの配信、投稿をみたい、とうずうずしています。
    いつもわくわくドキドキをありがとうございます。
    勝手な関連付けで申し訳ないですが、この素敵な記事が私の誕生日に投稿されていると知り思わずコメントさせて頂きました。
    今日もまた、瓶の魅力にわくわくドキドキしています。
    陰ながら応援しています。

    1. なんと!誕生日だったのですね!こんな素敵なコメントをいただけるという事は、ゆくゆく「古いガラスの記憶」も、366日分書いていこうかな?なんてモチベーションが湧いてきてしまいます(笑)。
      これからも様々な動画や画像、記事を毎日、そして今日もまたアップしていきますので、楽しんでいただけたら幸いです。
      それと、誕生日おめでとうございます!

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