ボトルディギングで気を付けている事

何気なく動画を投稿したら大変な話題になりつつあるようで、さてそうなると気をつけなくてはならないのが、必ず問題を起こす人が出てくる点。なので、一番最初に「何をしてはいけないか?」「何をすべきか?」あくまでも私が気を付けている事をですが、書いておこうと思います。

不法侵入、ダメ、絶対!

当たり前だけど、勝手に人様の土地に入るのは本来不法侵入ですし、例えば廃屋の内部に入って何か物色して持ってくるのは泥棒と変わりありません。なので、建造物内への侵入はダメに決まってますし、敷地への不法侵入も同じくダメです。完全に山野と一体化した荒れ果てた土地で、どこまでが敷地なのか全くわからない、といった状態でグレーでしょうか。
なので、私の場合は地権者を探してコンタクトを取りますし、地権者の手掛かりが全くない時は、その地域の区長さんに挨拶したり、近隣を一通り回ります。これができなければ通報されたら言い逃れも何もできませんし、掘っている本人も落ち着かないでしょう。
ハケを見つけたら、まずそれが私有地なのか公共の場所なのかを確認し、私有地なら必ず誰かに許可を取る前提で話を進め、無理なら潔く諦めるべきでしょう。

基本的には「ゴミの片付け」だよ?

そして、これも私のやり方ですが、「ゴミを拾う、草を刈る、片付ける」などの作業を必ずセットで行うようにしています。基本的には「ゴミの片付けしながら好きなものは持ち帰る」というスタンスが一番良いからです。
これは私がいつも心がけている事ですが、ガラスの破片や燃えるごみを、最初に袋詰めして、それから作業するようにしています。そして、長期的に管理できる場所ならともかく、そうでないなら毎回ゴミはきっちりと持って帰り、処分に出すと良いでしょう。実はこれ、きっちりやると良いものが出てきやすくなるという不思議な効果もあります。きっと瓶の神様に気に入られる行動だからだと思うのですが、マナーを守っていれば初見の人でも邪険にしないでしょうし、印象も全く違います。片付けや掃除をきっちり行っていれば、新しいハケを教えてもらえることだってあります。「掘る前より綺麗に」を心がけましょう。

危ない場所には近づかない・入らない

足場の不安定な場所、落ちそうな場所はまず論外です。そもそも掘れません。海の近くであれば溺れそうな場所、クラゲやエイなどにも注意しましょう。
山は夏場は下見程度にして、冬に掘った方が良いです。夏場はダニ、マムシ、スズメバチ、熊、ムカデにヒルに様々な虫など、とにかく不快で危ないですし、下草も多くて見落としやすいため、ろくなことが無いからです。そして、出来る限り単独行動はしない方が良いでしょう。
また、人里離れた場所は、時に危険な人間がいる可能性もあるので、不審な車両などには気をつけましょう。密漁者や不法投棄者に出くわすこともあり得ますからね。

お金の話をしない

しばしばディギング中に、「それは幾らの価値があるのか?」と聞かれた場合の事です。ここで具体的な金額の話などをしてしまうと「売るために掘る=いかがわしい人」とイメージを持たれることが多いため、ディギングを断られたりするケースも出るでしょう(実際は不確定要素も多く重労働なので、仕事としてはお話になりませんけれども)。「好きな人はすごい値段をつける物もあるけど、基本的にはゴミ。でも自分は飾りたい。資料のない瓶を探したい・調べたい」といった明確な説明ができるようにしておくといいかもしれません。

趣味に別の価値観を持ち込まない

これはどういうことかと言うと、「金額でいくらのものか?」とか「レア度にこだわり過ぎる」的な価値観はろくなことにならないよ?という事です。無粋ですし、それらは趣味とは相性の悪い考え方です。金額より、自分の心で価値を決め、表面的なレア度より、何が好きか?を尊重し合った方が有益だという事です。中途半端なオジサンに多いのですが、「これは値段が高いから価値がある」とか、「レアな物を持っているからオレ様すごい」みたいな価値観は、ぶっちゃけかっこ悪いですし、そういうのは仕事や資格の勉強でやって、どうぞ!という話になります。小さな子供が拾ってきた貝殻やドングリを「いい宝物拾ったね!」と言ってやれる価値観(実際、同じだと思ってます)、互いの「好き」を尊重できる価値観が、一番趣味の有益な所だと思うからです。

挨拶ははっきり丁寧に

瓶を掘ったりあちこち調査している人なんて、はた目にはそれなりに不審人物に見えることがあります。なので、誰かと会ったらとにかくちゃんと挨拶をすることが大事です。夢中になっているとついつい忘れてしまいますが、周りの人々はちゃんとその人の「人となり」を見ています。「不快だ」と思ったら、誰だってその人を遠ざけたくなるに決まっています。少なくとも「変わり者だけど悪い人じゃないんだろう」と思われる程度には、挨拶等きっちりするべきだと思っています。

誰もいない場所は存在しない。マナーを大事に

山の奥や、誰もいない海辺。実は、気付かないだけでしばしば見られています。特に海辺は、年配の漁師さんやおばちゃんなどが、密漁者かそうでないか?といった視点からもこっそり見ていますし、山奥は地主さんや養蜂家さんやハンターが巡回しています。皆さん、不法投棄や侵入者にちゃんと目を光らせているのです。
以前、あるハケで、「マナー大事」とか言いながら実は毎回ほぼ掘りっぱなしにしていたディガーが地元の方にものすごく怒られた事があったり、同じ場所でもきっちり片付けていた人は「今日も良いものが出るといいね!」と世間話をまじえてニコニコと対応されたりと、「嘘が通じない世界」なのだと感心した事があります。人や動物の気配に割と敏感な私でさえ「前から見ていたけど、ちゃんと片付けているんだねぇ。そこまでして何を探しているの?」といきなり話しかけられ、とても驚いたことがあります。
なので、自分の行動にマナーを織り込んでしまった方が全てにおいて有益ですし、良い物もなぜか出やすくなってきます。

場所の情報の取り扱いに注意!

今はネット全盛の時代ですが、だからこそ注意しなくてはなりません。場所の情報が洩れると場が荒れるだけでなく、その地域の人々にも大きな迷惑をかける結果となります。まず、出せる情報はせいぜい県くらいまでですが、それも避けた方が無難です。
ネットではしばしば場所について鎌をかけてきたり、具体的な地名を挙げてきたり、「許可は取ったのですか?」みたいな質問がなされることがあります。これらは全て「リアクションの取りようがない」と答えるか、スルーするしか無さそうです。許可について具体的に答えると、「そこが私有地か否か、海か山か川か?」が絞れてしまう危険をはらんでいるからです。
さらに、海に近い採取場所の場合は特に気を使った方がいいでしょう。海岸線という言葉があるように、海岸は広大に見えて線に過ぎず、辿ればいずれ目的地が見つかりますし、釣り、地質、植生、地形クラスタの人などは、一枚の写真の岩の質や植物、太陽と背後の陸地の角度とかで容易に場所を割り出してしまいます。これらの情報に丁寧に「何々県の何々地域です」みたいな情報を発信するのはとても危険な事です。この辺りが分からないと、ネットで無防備に地域を絞り込める情報を発してしまい、他の人にハケを見つけられて掘られてしまう、人がたくさん来て出入り禁止にされてしまうなど、マイナス要因にしかなりません。

・・・と、ざっとこんなところでしょうか。これらはあくまで「私が気にして実行している事」ですが、参考になれば幸いです。
いかなるコンテンツや趣味も、マナーが無ければただの無法・違法行為として忌避されてしまいます。そうならないように、長く楽しみたいものですね。

では、また。

コバルト

投稿者: コバルト

とある南の国で、今はガラスを探しています。海や山で獲物を追ったり、ビーチコーミングしたり、何か作ったりしてます。

「ボトルディギングで気を付けている事」への8件のフィードバック

  1. ありがとうございます。初心者の私には、とても解りやすい説明で、勉強になりました。

    1. 少しでも役に立ちそうならよかったです。無茶な事をして趣味全体が縮小しては何の意味もないですから、色々と大事な事を習慣にして楽しめれば一番良いですもんね。

      良きディギングを!

  2. 勉強をさせて頂きました。
    本当にためになります。
    ありがとうございます。

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