古いガラスの記憶#14 四角いインク瓶・1

形も色も同じだけれど、実は色々と違う

今回は沢山あるインク瓶のうち、四角いインク瓶について。まず、銀化しているこちら。

こちらは銀化しており、エンボス入り。

「SIMCO」は「Sinozaki Ink Manufactur Corporation」の略称であろうか?
いや、 Manufacturingかな? 余談だが、 Manufactur(マニファクチャー)はもともとは「工場制手工業」を意味する言葉で、15世紀あたりから使われ始めた比較的古い言葉だけれど、これらインク瓶が生産されていた頃は、現在のような 「機械製大工業(Mechanical Engineering IndustryまたはGreat Industry)」は限られていたから、ほぼ主流の生産方式だったと言ってよいと思う。余談。

一方で、こちら。

こちらは銀化無し、エンボス無し。

全く印象が違う。銀化は良いとして、なぜ形は瓜二つなのにエンボスが無かったりするのだろう?金型は同じでも、無名のメーカーが出していたりしたんだろうか?全く謎がつきない。
ラベルが現存しているものが多数あれば、同じメーカー、または違うメーカー製のものがあった、などなど、色々と推しはかれるのだが、そこまでの材料が現存しているかは不明だ。
インク瓶は多くの他のガラスと同様、何も語らず静かに輝いているのみ、である。
この謎もおいおいは解いていきたいところだなぁと。

では、また!

コバルト

投稿者: コバルト

とある南の国で、今はガラスを探しています。海や山で獲物を追ったり、ビーチコーミングしたり、何か作ったりしてます。

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