ガレ場はまだまだ終わらない

実は昨日、『ガレ場のハケはここらへんで終わりですね』的な動画を一度撮り、ハケを均し、ゴミをひきあげ、近づきつつある台風で全てが初期化される・・・はずだった。

綺麗に掘り下げ、均して片付けたのだが・・・

しかし、夜になってみると何かムズムズする。探索した場所にもっと何か残っているような、例えるならガラスのか細い声のような、何か。
「もっと・・・もっと完全に掘らないとダメなんじゃないか?」
確かに、一定の層まで均一に全て掘り下げ、それ以上何も出ない事が昨日は確認できた。しかし、もっと下の他の場所はどうだろうか?これで終わりはやはり早計ではないのか?
何より

「どうもガラスの声が聞こえる気がするぞ?」

これが聞こえたら、もう考えは翻ったも同然だ。しかし、警報も発令され、激しい風雨が訪れるはず。また水をすっかり汲んで作業かぁ・・・と眠りについた。
しかし、翌朝。

台風どこ?

湿度と気圧とやや高い波はかろうじて台風だが、良い天気である。明日からは雨だが、それならばもう一度ガレ場をアタックしてみよう。
今日掘ってみて、何も出なかったらやめだ!

・・・で、

掘り下げたところをさらに底まで掘り下げる。

瓶の神の声が聞こえた

あなたは正しい判断をしましたね(ニッコリ)

ハケが終わるどころか、かなり良い戦果である。

特に貴重なものをアップしておくと・・・

まず、機械栓式の古い古い牛乳瓶。

「白浜甲辰舎」
「全乳」

さらに、洗う時からごつくて違和感のあったこれ!

「LABORATOIRES A.LUMIERE」

これはフランス語で、「A.ルミエーレ研究所」という意味のエンボスになる。瓶自体も日本の茶瓶のような繊細さは無く、ごつくて頑丈で重い。舶来品のようだ。
で、この言葉で検索すると、1927年にフランスはリヨンで発行された、「オーギュスト・ルミエーレ研究所年鑑・実験的生理学と薬力学について」がヒットする。
つまりこれは、フランスの A.ルミエーレ研究所 に関わる何かの薬品の瓶だったのだろう。
このハケの特徴が良く出た、とても貴重な出土品と言う事になる。
1920年代にフランスで作られ、薬を詰められたこの瓶は、おそらく船で海を渡り、ある病院にたどり着き、役割を終えて土の中で長い眠りにつき、今また掘り出されたという事になる。何とも壮大な話だ。

そしてどうやら、このハケもまだまだ続きそうである。楽しいね!

では、また!

コバルト

投稿者: コバルト

とある南の国で、今はガラスを探しています。海や山で獲物を追ったり、ビーチコーミングしたり、何か作ったりしてます。

「ガレ場はまだまだ終わらない」への2件のフィードバック

  1. 封印したはずのハケだけど、どうもまだ出るように思えてならない。こんな時は多かれ少なかれ大概出ますよね。
    視点を変えてちょっとずれたあたりを掘ってみる・出そうになくてももう少し深く掘ってみる。このもうひと手間がまた新たな出会いを与えてくれますよね。
    しかしあらかた掘った後だと体力的にも、精神的にもなかなかこのあと一掘りができません。日を改めてまた来ればいいんだけど心は次のハケを求めて夢見ていたりします。
    で、他で成果が出なくてまた封印ハケにふらりと訪れしつこく掘ってみる。この繰り返しを何度かやって初めてホントの封印ができるというのが私のお決まりパターンです。(笑)

    1. やっぱり皆さんおんなじですね(笑)。

      ハケが本当に終わる、という事は意外と少なくて、波があっても本当に、完全に、掘り終えたと確信できるまではずっと掘り続けるべきものなのかもしれませんね。
      私もそんなパターンをしばしば経ています。それにしても、あの『どこか掘り残した感覚』が急に湧いてきて、掘ってみると何か出て・・・の流れはなんなんでしょうね(笑)

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