古いガラスの記憶#17 トケイチウチウニッキ

それはおやつの時間、三時を指している。場所のせいかほんのり銀化しているね。

正面
裏面
側面は梨地仕上げになっている。

思えばガレ場を初めて掘った日は大変な引きで、この「トケイチウチウニッキ」と当たり矢の金平糖入れが同時に出たというすごい日だった。

平成ボトル倶楽部さんのブログにチラッと出ているほかは、あとはもう一人の方のブログに出てくるくらいの少ないニッキ水らしい。掘り出した時はその多いエンボスと独特な形にとても驚いたものである。
おそらく懐中時計を意識したであろうこのデザインは、おやつの時間に針が停まっており、数字も12,3,6,9はちゃんと刻まれていて、とても凝った造りになっている。

エンボスをクローズアップしてみよう。

「トケイチウチウニッキ」数字は上から時計回りに「12.3.6.9」
「イショートーロク」
「ミトヤ」

掘り出した人も少なく、多くのニッキ水のデザインと異なる、この円形で横広がりでエンボスの多い瓶は、おそらくは希少な部類のニッキ水と思って間違いなさそうで、当時このニッキ水を買ってもらった子は、きっとそれこそ懐中時計のように、大事にしたんじゃないかと思うのだ。
ボトルディガーとしても、次にいつ見つけられるかもわからないほどの物なので、ありがたく眺め続けていたいものだなぁと思う。

では、また!

コバルト

投稿者: コバルト

とある南の国で、今はガラスを探しています。海や山で獲物を追ったり、ビーチコーミングしたり、何か作ったりしてます。

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