雨と僥倖

三日ほどかけて「ガレ場のハケ」の水をくみ出したものの、やはり梅雨時なので再び雨。深夜からの激しい雨にはどうしようもないものの、幾つかの用事をこなしつつ、探索・・・とまでは言えないかもしれないが、あちこちを見聞してきた。

山はガスでけぶっている。

最初は不動産屋さんに用事があり、以前使用した契約書をアップデートした形になる処理を終えて、山間の未踏地へと向かった。

またもやダムである。

とあるフィルダムに寄り道し、雨脚が弱まったのと紫陽花の花がいい感じに咲いていたこともあり、カメラを回しつつあちこち探索してみる。
見頃に咲いた雨の中の紫陽花や、錦鯉、野鯉の群れ、大きなモクズガニが岸辺を移動していたり、なんとタイコウチがダムの放水路の躯体の上を歩いているのを見ることができた。
確か、小学校低学年の頃の春の田んぼで捕まえたのが最後だから、本当に何年ぶりの再会になるだろう?
どういうわけかコンクリートの上を歩いていたのはちょっと不思議な気もするが、激しい雨で水たまりと化していたので、わりかし自由なのかもしれない。・・・そういえば、ミズカマキリもずいぶん見ていないなぁ。
この辺りは動画にも撮ったので(ただしGoProだから拡大は出来なくて視認が難しいかもしれないけれど)いずれ編集してアップすると思う。

その後はとんでもない事故を目撃しつつ帰途に就き、とある市街地に差し掛かったところで、わりと日数に余裕のある閉店セールをしていたリサイクルショップが目に入った。
収納にはいつも困っているからなぁ・・・などと思いつつ、だいぶがらんとした店に入り、一通り見て回ると・・・これは!

めちゃくちゃお買い得なのでは!?

足りないガラスの棚板は、これは良くある店舗用什器の備品だから買い足せばいい。照明付きでガラスの棚で・・・そう!常々頭を悩ませているガラスのコレクションの収納とディスプレイ問題をかなりすっきりしてくれそうだ。
店員さんに頼んでスケールを借り、二種類の棚の寸法を暗記すると、どう考えても「買い」な値段とともに、頭に叩き込み、店を出る。
いやもう、たぶんこれ買うだろうけれど(笑)。

そして最後は、だいぶ日も落ちかけていたけど、我がガレ場のハケの様子見。ついでに、低気圧による高潮もあるから、何かないかと周囲を見回しに行ったが、

ガレ場のハケはまた完全に水没していた・・・

いやいいんだよ。ポンプ回せばいいだけだから。うん、決して悔しがってなんか無いぞ!徒労感なんか感じてないからな!

そんな事を考えつつ、足元の土の中にキラキラするものを拾うと、これは!

おそらくバスニッキの欠片だろう

ここ二日の間に、ニッキ水の「福田屋ねじり」の割れたものと、この「バス型ニッキ水」のかけら。
うん、天候が安定した後のディギングがとても楽しみだ。きっと引き寄せてくれる・・・はず!

そんなこんなの雨の一日でした。
なお、今日不動産屋さんに行った件は、おそらくコンテンツが増える何かに繋がっていくと思います。

では、また!

セッション?大ペロと珍しい物の日

土日はどちらかと言うとディギングしない事の多い自分だけれど、今日は様々な都合が噛み合い、午後からディギングする運びとなった。
現在、我が「ガレ場のハケ」は、土木工事的な段取りが必要な状態で、おそらくゆるい傾斜を描いていると思われる「ハケの最底辺」を現わすには、水も土ももう少し取り除きやすくする必要があったためだ。

で、そんなこんなでせっせと掘り続けていると、「めぇちの宝探し」さんが現れ、挨拶するとともにそれぞれのエリアで黙々と掘り続けることになった。
実は、すでに先週、めぇちさんとは現地でお会いしている。

しばらく私もじわじわと色々なものを掘り続けていたら、どうもめぇちさんサイドがにぎやかだ。どうしたんだろう?と思って声をかけてみたら、すごいものが出ていた。

大ペロ完品やんけ!!ぶったまげた!!

実はこのガレ場のハケ回り、先達の言う『ニッキ、ペロペロ、金平糖』のうち、ペロペロだけは出ていなくて、「そろそろ出るんじゃないですかねー?」なんて、前日にTwitterで話していたばかりだったのだ。そして出た。先達の経験則は素晴らしい。

さてと、私の方はと言うと、「あやかりますように!」と念じつつ地味~でスパルタンな土木作業を繰り返していたら、ほぼ表層からポロっとこれが出てきた。

いささか珍しい仕様のラムネ型ニッキ水である。土が付着していた時は六角ニッキかと思っていたら、どうも違った。

こちらの三面は縦スリット
こちらは菱クロスまたは網クロスかな?

やっぱりニッキ水が出てくる。しかし、このブログを書く少し前、Instagramで平成ボトルクラブのBOW会長に「呪いではなくビン神様の降臨でっす」と言われ、何やら色々と腑に落ちてきた。このニッキ水もまた、ラムネニッキの中ではとても珍しいデザインで、またもやレアなニッキ水瓶が増えた。

びん神様いつもありがとう!

そんなこんなで、今日の成果を。

結果的に、とても変わったものばかりが出てきた。現時点で分かったものについて。書くと、まずマツ染料。違和感があり、既に持っているものと比べたら・・・

左は持っていたもの。右は今日掘りだしたもの。

なんと、今日掘り出した「マツ染料」は、少し小さい瓶で、調べたら画像の少ない貴重なものだった。これは嬉しい。

さらにこれ・・・

この、見慣れない筆記体と名前のビール瓶について調べたところ、 神奈川県横浜市鶴見区にあった 「オラガビール工場」に関係があるらしい。

日英醸造会社が1920(大正9)年に建設。カスケードビールというビールを造っていたが、1927(昭和3)年に寿屋(現サントリー)が買収

との事。つまり、1920~1927くらいの短期間にしか出回っていなかった可能性があるし、名前も筆記体のエンボスも、どこか日本らしさが感じられない。何より、このビール瓶の画像が全く出てこないのだ。約百年ほど前の貴重なビール瓶を手に入れられたのかもしれない。

そんなこんなで、めぇちさんとの初セッション?ディギングは、実に眼福かつ珍しいものを手にして終わった。連日のディギングで疲労は溜まっているが、こんな事があると元気も出てくるというものだ。今日の一日も全て動画にしているので、いずれ公開する日が来ると思うし、珍しい幾つかの瓶についても、いずれここで詳しく掲載していく予定で、そんな楽しみもまた増えた。良い休日でディギングだったと言えるだろう。

おまけ

夕食はトビウオ。美味しゅうございました。

では、また!

合同ディギング!

今日は本当にタイミングが噛み合い、何人かのビーチコーマー、ボトルディガーさんたちと合同ディギングする運びとなりました。
さて、その作戦会議の場となったのは・・・

館山市の「メラーノカフェ」さん!

看板が写ってないって?ごめん、オブジェに目が行っちゃったんだよ。

しばしばこの近くを通るし、名前も有名ではあったものの、今までなぜか行くタイミングを失していたんだ。しかし、ひとたびドアをくぐると・・・

さらに、

ガラス!!

なんてこったジョニー、「メラーノ・カフェ」は噂以上だぜ・・・。

そこに来たのはガラス好きな私と、手にあるのはこれ。

「正チャン」!!なお説明は前後して次回以降になる模様。

というわけで、何も起きないはずはなく、マスターさんの「これはすごいよ!」という言葉や、奥さんがテンション高く写真を撮ったりと、なかなか楽しい時間になってしまった。

こうして、この地域を訪れる沢山のビーチコーマーやボトルディガーを尻目に、一人で海や山を彷徨っていた私も、ついにこの店に激レアガラスを持って訪れる事になったのである。さりげなく訪れてさりげなく出るはずだったんだけどな(笑)。

しばし、ガラスの話やちょっとした歴史、野生動物の話などをして楽しく過ごしたのち、その時は始まった。

合同ボトルディギングである。

画像は流石に割愛するけど、現在私が掘っている「ガレ場のハケ」は、今までのボトルディギングのハケの概念からは大きく外れている。だから長年スルーされてきたのだが、もう一つ特徴がある。「ガレ場」と言うだけあって非常に掘りづらいのだ。メンバーには女性の方もいるので、その辺が気になっていた・・・が、

杞憂だった

ああなんというガラスの魅力。みんな一生懸命掘っていて、海外の屈強なボトルディガーも乾いた笑いを浮かべるしかない掘りっぷりだった。結局、皆さんほとんど休まずに、3時間以上掘っていた。
最後は雨が激しく降ってきて、追われるように撤収になったが、皆さんぽつりぽつりとガラスを掘り出していたし、何とこんなものを掘り出した方もいた。

もしかしたら明治時代に食い込むインク瓶である。

眼福!ハケの年代もより古くシフトして言う事なし。みんな感心して今日の合同ディギングを終えることができた・・・と思う。

ちなみに私は、掘り返した箇所の土を移動しつつ、基本的には皆さんのサポートをできる限りしていた。

画像では分かりづらいが腰より深く掘っている。海外のディガーにも負けないぜ!

それでも不思議なもので、たまーにガラス栓やら瓶が出てくる。そして、残った土をよけていたらポロッと。

ニッキ水、またお前か・・・。

なんとこのタイプのチビニッキ水が出てきた。十分すぎる成果である。こうして、今日の合同ディギングはなかなかの成果を出して終わった。参加した皆さんも楽しんでいただけたようで何よりである。どうせ一人で瓶なんて掘り切れないのだから、楽しみが共有できるという意味でも、たまにはこんなのもいいね。

あと、お土産下さった方、ありがとうございました!

・・・おまけ。

良いチビニッキ水である。

では、また!

大瓶祭り ガレ場のハケ#7

順番がバラバラなのは画像の関係ではありますが、まず、本日アップした動画。

この日掘りだした物を全体アップするとこんな感じですね。

上列の大きな瓶の並びは、「よくぞ今まで割れずに・・・」としか。感動だ。

ディギングは何というか、「その日の傾向」みたいなものがあり、この日は間違いなく、「首の長い大ビンの日」と言っていいんじゃないだろうか?こんな日は滅多にない。

特に、左から二番目の瓶は以前のディギングで底の部分だけ出てきており、完品が掘り出せたことで謎が解けてとてもすっきりした気分になった。

この真ん中の上「S」をもじったデザインの瓶底がそうである。
こうなると「改」も欲しいな・・・。

それと、小さなものもなかなか。

左上は糊瓶。下列は左からガラス栓、小瓶、目薬瓶、不明・・・と言ったところ。
それにしても、このエンボスの意味と瓶の内容物は何だったのか?今後の課題である。

動画中では「底面に米のエンボスが」みたいなことを言ってますが、実はそんな瓶があり、ここでも底部の破片が出てきていました。しかし、まさかの透明な400㏄薬瓶だったのは意外な驚きと嬉しさですね。

そして、これ!

首の部分の隠せない歪みから、この角瓶が当時高度な加工で出来ていたものとうかがい知れる。

出来る限り高い精度で作ろうとした角瓶の、それでも当時の技術の限界が見え隠れする首の部分とのアンバランスが素晴らしい逸品。このような大きな瓶が割れずに残っていること自体希少価値が高い。

いや、今回も良いディギングでしたね。これらの瓶は洗浄が終わったら、動画でもここでもアップしていこうと思っています。

・・・おまけ

角瓶、なかなかいい感じにブラックライトに反応する。ウランではないけれどね。

それでは、また!