古いガラスの記憶#18 美しいラムネ瓶

今回はこれ!最近心をがっちりキャッチして離さない、古いラムネの瓶。Instagramとは違う写真も混ぜてやっていきます。

美しい・・・

一度は「終わりかな?」と思ったガレ場のハケ、より深く深く掘り始めて二回目に出てきた大変なお宝。

こちらは裏面。

エンボス部分を拡大してみよう。

丸に十のエンボスの下は、「秋山製」
「安房北条」

正面のエンボスは屋号らしい印に、「安房北条」「秋山製」。Twitterのフォロワーさんの話では、館山市北条にこの名前の牛乳屋さんがあるとの事で、いずれ調べてみようと思う。エンボスがラムネを卸していた会社なのか、ガラスの会社なのか、はたまた両方なのか。

裏面のエンボス「非売品」売は昔の字体だね。

ここで、古いけれどもこのラムネ瓶から30~40年ほど後のラムネ瓶と比べてみよう。間に戦争を挟んでいた感じになる。

1950年代のものと思われる上段のラムネ瓶は、エンボス無し、濃い色、玉受けのくぼみが一対しかない、などの特徴の違いがある。

何より不思議に思うのは色。昔のラムネ瓶の色はいわゆるアクア色で、これがラムネ瓶の複雑な造形とエンボス、気泡と歪みの相乗効果で、このように光を浴びると大変な美しさになってしまう。どうしてラムネ瓶の色はこの色をやめてしまったんだろうか?
インスタグラムにも書いたけど、本当に「言う事なし!」の見事な瓶だ。

余談だけれど、実は古いラムネ瓶も探していたのに、上記の1950年代あたりのラムネ瓶を最後に、エンボスラムネ瓶や六角ラムネ瓶とも全く縁がなく、この瓶を掘り出した時はラムネ瓶なんて思いもしなかったので、「変わった瓶だな?」と思って引っこ抜いたらラムネ瓶で、とても驚いた。
しかし、実は抜いた時点では泥にまみれていたため、その時点でもそんなに期待していたわけではなかったんだよね。
ところが、洗い始めて泥を落としたら、瓶にエンボスの手触りがある!ここで、古くレアなラムネ瓶だと思い当たり、見てみたら色も綺麗。そして洗いあがって大興奮!という流れだった。
幾つかのタイプをすっ飛ばして、いきなりレアが飛び込んできた瞬間である。 

言う事なしの美しさ。家宝にしたいくらい。

余談だけど、このラムネ瓶を掘り出す前のディギングでは、やっぱり古いタイプの牛乳瓶も出てきている。機械栓の非常に古いタイプ。
ラムネ瓶も非売品で本来は返却しなくてはならないものだし、牛乳瓶もそう。
そんな物が残って出てきたのは、とても運が良かったとしか言いようがない。
締まった土と岩だらけになってきたガレ場のハケも、こういう物が出てくるので、頑張って掘った甲斐もあるというもの。あと数回で終わってしまう予定だけど、どんなお宝が残っているのか、とても楽しみになってくるね。


では、また!