ボトルディギングの用語集

ボトルディギング界隈でよく出てくる言葉を私なりに説明します。今後も追加したり、加筆・修正する可能性があります。

ハケ

ガラスが埋まっているとされる場所。多くは、昔のゴミ捨て場。かつての日本ではガラス、陶器系のゴミの処理は各家庭に放任されていたために、どこかに捨てて隠すような処理をしていた。それから長い年月が流れ、魅力を再発見された古いガラスを探すボトルディガーにとっては、ハケは宝の埋められた場所と同義である。これを見つけるのがボトルディギングと言ってもいい。
ちなみに英語ではBottle Dump(ボトルダンプ)。 Dumpとは「ぶちまける、うち捨てる、放りっぱなし」などの意味があり、瓶捨て場とでも訳せばいいだろうか。

気泡

ガラス精製時に交じった不純物から発生したガスが、ガラス内に固定されたもの。星によく例えられるし、雨に例えられることもある。かつての技術の低さを象徴するものが、現在では古いガラスの魅力を語る上で欠かせないものになっている。実際、なぜかとても豊かな表情をガラスに加えてくれる、古いガラスの魅力の重要な因子の一つ。

茶筋、マーブル、筋

ガラスを精製する際に混ぜられた別のガラスカレット(ガラスのかけら、材料)の色が抜けきれずに現れたもの。大理石の表情に似ている事からマーブルと言う人もいる。茶色であることが多いから茶筋か?実際には様々な色があるらしく、私はそんな時は「筋」と呼んだりしている。

ボトルディギング時において、ガラスが集中して埋まっている(ように感じられる)層の事。「良い棚に当たった」「この棚には目薬が無い」「この棚はニッキ水だけだ」などと用いる。

導入

ハケを探している場合は、ハケの存在を示唆するような、古いガラスが落ちている状態を指す。パピリオが落ちているとか、ニッキ水のかけらが落ちている、機械栓の口が落ちているなどは、分かりやすい導入と言える。

ディギング中の場合は、何も無かった土中にガラス片や陶器片が多くなってくると、棚が近い事を示す場合が多く、掘る方向の目安になる。「導入を見つけて追うと良いですよ!」

エンボス

文字や絵などが浮き出されるような加工の事。陽刻。接着剤や印刷の技術が現代ほど発達していなかった昔は、瓶の内容物の情報の表示や装飾に、エンボスが最も冗長性が高いと判断されて用いられたと思われる。旧字体や独特の絵柄、現在では使われない言葉などが、当時のガラスの製作技術と相まって、何とも言えない古い瓶の魅力の一を醸し出している。逆の場合はデボスとの事。

チル

金型の型肌が焼け馴染む前に冷えて残ったもの。鎚目のように美しく、光を乱反射する。古いガラスの表情ではかなり少ないもの。例えば同じ糊瓶でも表情が全く異なる。見つけたら大事にするといいかも。

おまけ。

まるで水のような質感を持つ、チルあり糊瓶。

大雨のあと ガレ場のハケ♯8

先日の大雨から一息ついてまずしなければならなかったことは幾つかある。車の荷物の引っ越しだったり、一番やりやすいタイミングで庭の草を抜く事だったり、巣立ったムクドリの汚した雨戸の戸袋の原状回復もそうだった。

それらを昨日終わらせて、今日はまず「ガレ場の水を抜く事と、水道(みずみち)を確保する事」を第一にした。前回までのように、ビルジ用のバッテリーポンプと、充電済みのバッテリーを持って現地に行く。

うん、やっぱりほぼ水没しているので、まずはポンプだ!そして、水路を作るように掘っていかないとダメだ。

途中で、地元の年配の方が興味深げに話しかけて来て下さったので、ガラスを探している事を話したら、なんと、掘り出した水薬瓶のエンボスにあった病院に、子供の頃に実際にかかった事があるとの事!
「髭を生やした、優しくて良い先生だった」そして、「昔ここはその病院のほぼ専門のゴミ捨て場だったのよ。よく、ガラスがあるのが分かったわね」との事だった。

今まで出てきたものについて話すと、ニッキ水の瓶や金平糖入れをご存知で、とても懐かしいとの事だった。なんかロマンがあるねぇ。
そんなこんなで夕方。
バッテリーももう電力が不足し、体力ももう限界。しかし水路はちゃんと作った。

これで、今後は掘るのも水を抜くのもスムーズになる。

んで、一応雨に洗いだされたものを拾ったり、水路掘りで出てきたものがこちら。

コバルト色のガラス棒は極細の注射器のシリンダーにも見えるが、何だろうか?そして、多くは瓶のふた。

どうも外国製のような・・・。割れてないのが欲しいね
これは高価な毒劇薬の小瓶のふた。欲しかったものの一つ。

さらに・・・

こんな感じで、作業メインなんだけどとても有意義な時間を過ごせた。かなり体力を使ったのもいいね。